クラウドクレジットでマイナスだった話

3月にクラウドクレジットで初めて投資した案件の返済期限が来て返済がありましたので、そのレポートです。

 

カメルーンの中小企業向け融資

クラウドクレジットに興味が湧いて2016年6月に下記プロジェクトに10万円融資しました。僕にとって初めてで、ある意味お試しですね。この頃カメルーン中小企業支援のプロジェクトスタートして間もなく、まだ1つも返却実績がありませんでした。

 

「カメルーンってアフリカのどこ?」と言う人も多いかと思います。アフリカ第一位のGDPを誇るナイジェリアを横目に、1人当たりGDPは1235ドル(2015年)でアフリカで16位、世界で156位という途上国です。公用語は英語とフランス語、アフリカの中では例外的に内戦が少ない国です。

金融インフラは十分でなく、銀行口座へのアクセス可能な人もまだまだ少ないです。町中に銀行がなかったり投資・融資環境は整っているとは言い難いです。この様な国にエストニアの子会社から融資企業を仲介に中小企業に融資・運転資金として高利で貸出を行い、リターンを受ける形です。数々のリスクだらけの商品であって、こういう商品を日本で販売すること自体に感動しました。

利回り12.5%というのは期待リターンであり保証利回りではありません。別のペルーで行っているプロジェクトでは「不良債権を安く買い取りをし、回収するプロジェクト」への投資があり、それ以上の利回りが出たこともあります。ですが、こちらは中小企業向けの事業融資ですのでデフォルトが0で終了した場合の「最大利回り」と考えて良いかと思います。

期間は7か月で、開始日も終了日も各案件毎に決まっていて、終了時に一括返済されます。借りての都合や状況により早期返却されることがあります。

為替ヘッジが付いている案件です。同時期のEUROで融資する案件はヘッジコストがかからないので期待利回りが13.2%と良くなっていました。

 

結果でマイナス

2017年1月30日が終了予定でしたが半年間延長されました。融資した20事業案件の内2社が焦げ付いたためです。予定通り返済があった部分は返済され、滞った2案件は引き続きの回収および担保物件の売却手続きになるそうです。ですので、まだ損が確定した訳ではありませんが、個人的には期待していません。

 

金額としては10万融資して、リターンが9万6472円です。マイナス3.528%です金額の約8.5%が期間内に回収されませんでした。この部分は回収が進めば追加で入金されることになります。

上記表を見ると問題なく終了した案件分は7か月で6241円(融資額の約6.7%)が分配されています。この分に関しては20%の源泉徴収がかかっています。全体でマイナスにも関わらず回収できた分に源泉徴収がかかるのは勘弁して欲しいです。仲介業者を介しているだけで、個別案件に融資をしている仕組みになっているからですが改善の余地ありだと思います。加えて期間は6/24~1/30で終わりですが、資金が手元から出て行って、口座に振り替えられるまで前後に一か月位要しますので短期間だと不利に感じました。かといってこのリスク商品に何年も置いておくのもちょっと気後れします。

 

クラウドクレジットの感想

実際の融資先が見える訳でないので実績に頼るしかありませんが、最近は終了した融資案件も多数出ているのでクラウドクレジットから下記の様なレポートが出ています。複数の案件で期待利回りは出ていませんので、参考にした方が良いかなと思います。

(クラウドクレジット https://crowdcredit.jp/operation/index/2 から引用)

 

今後の融資について

これでクラウドクレジットへの投資を止めるかと言えば止めないです。カメルーンの事業者融資1つを取っても、ポジティブに考えれば継続的に融資を続ければ一定のリターンは得られる理屈になります。ですが、流石にそんな積極性は萎えました。まだ別の案件にも融資していますが、ここへの資金の増資は行う気持ちもないです。ユニークな商品が多いので趣味と興味の範囲に留まる形になります。

 

アフリカ、南米、東欧等の事業者や個人向け事業ができる商品開発はかなり攻めていると思います。クラウドクレジットには頑張ってほしいです。まだまだ中間マージンも高いですし、税金処理の問題もあります。やはりこういった直接投資への不満は、そもそも借りての信頼情報がほとんど得られないという根本問題があります。将来は世界中の個人や事業者がクレジット情報が確認可能になり、ブロックチェーン技術等で直接融資が可能な未来が来れば良いと妄想しています。

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