年初から世界株高ですが、その横で2017年低迷し続けてきたJ-REITもそこそこの上昇を見せています。
2017年11月に含み損になる位であった僕の「利回り6%(購入時)のJ-REITのポートフォリオ」も、現在10%程度の含み益になりました。
東証リート指数は、年初の1662から1月18日の終値で1718まで約5%、11月の底から約8%上昇しました。
平均利回りも4.2%を超えていましたが、再び4%を割り込みました。誰が買ってるのですかね?
12月の投資別売買状況について
定期的に観測している売買状況です。投信は安定のマイナス148億です。
11月は海外投資家の購入が上昇に寄与しましたが、12月は買い手不在でした。
今の上昇の理由は?
年が変わって世界的に株高ですので、見過ごされていたJ-REITもついに金融緩和バブルに巻き込まれましたかね?
予測ですか、購入しているのは、11月の状況を考えると海外投資家の線が一番濃いかと思っています。
米国REITが下落している状況を見ると、J-REITは少し見直されているのかもしれないと感じています。
REITの予想配当利回りと10年国債利回りの差で見ると日本って意外と魅力的という事実 pic.twitter.com/uHTuoGvqXv
— 廣川 航 ʕ•ᴥ•ʔ (@tosyokainoouzi) December 18, 2017
こちらリツイートさせていただいたのですが、日本のREITはプレミアムという点ではかなり良いです。
米国では10年債券も2.6%まで上昇しました。これに伴い米国REIT指数は教科書通り下落しています。
また、下記はUBSが出している世界のREITのバブル指数の2017年7月のデータですが、REITが割高と言われる豪州、カナダ、香港等に比較すれば、まだ(相対的に割安)に見えます。
海外投資家も含め、円が安く調達できれば、そんなに悪い投資先ではないので、利回りを考えて見直されることはあってもよいのかな。と思いました。
上昇銘柄のトレンドについて
僕は、以前「セオリーの逆で行って購入する」という記事を書いていますが、
改めてJCRの格付け毎の年初来の上昇率を見てみました。加重平均していない値です
AA格付け | 4.21% |
A | 5.18% |
無格付 | 2.57% |
以前の様に、弱小REITが下落幅低いというよりは、REIT全体で上昇しています。
低格付けで上昇してきたものは利回り次第ですが、一区切りつき始めている銘柄も多い印象です。
後はやっぱり若いREITが強目。といった印象も受けます。
市場の中ではアクティブに選定しつつ購入している動きに思えますし、幅の広さと値上がりを考えると機関かと思います。
今後のトレンドについて
上昇トレンドとして続くか?と言えば、投信の売却は継続的に続くので、買い手不在になればまだ下落することになります。
一方でチャートを見ると、底は抜けた気もします。5年チャートの週足を見ると50週移動平均線をぶっちぎって上昇してますね。
チャート的には1800まで上昇しそうな感じですね。(予想)
投資方針について
僕はJ-REITは増資計画にないので放置予定です。
リートは、キャピタルの期待には限界があるので、一定の安定したインカムが期待できて、評価損が出ないレベルで動いてくれれば良いです。
ただし、株式や債券利回りはいっそう厳しい状況で、リートの個別銘柄の利回りが5.5%前後あれば、まだまだ拾えると思っています。
機会があれば銘柄チェックして購入検討したいと思います。
参考記事です。10月に「正攻法と逆に言った方が良いのでは?」との記事です。