トヨタAA型種類株式の配当をもらいました。

(2019.5.27 更新)

トヨタからAA型種類株から配当をもらいました。

トヨタ自動車AA型種類株式の期末配当を2019年5月28日に受領しました。

2020年5月の配当は132円/株です。正確には額面10598円の 2.5% の半期分の132.475円で、僕は200株所有していて配当は26400円で税引き後21010円でした。

ついに発行から5年経ちました。年利回り2.5%に到達して二回目の配当です。嬉しいですね!!

 

AA型種類株の配当時期

「あれ?いつだっけ?」と思うことも多いですが、AA型種類株式も普通株式の配当と同じ時期になります。

トヨタは3月末が期末、9月末が中間決算です。配当の振り込みは同時期決算の企業と比較し少し早めで、通例、中間配当は11月末、期末配当は5月末に配当が振り込まれます。

毎月インカム集計していると日本株式は6月、12月に偏りますが、トヨタは5月、11月の内に入ってくるのでちょっと嬉しいです。

 

AA型種類株の利回り

下記の様に配当年率を上限2.5%として毎年0.5%配当が上がってきて、2019年目で配当年率は購入額面に対して2.5%に達成しました。

 

AA型株式の配当金額について

配当金は下記の実績・予定となります。

2019年度以降は償還されなければ264円で利回り2.5%で固定となります。

年度 利回り(%) 中間(円) 期末(円) 合計
2015年度 0.5 26.0 26.0 52
2016年度 1.0 52.5 52.5 105
2017年度 1.5 79.0 79.0 158
2018年度 2.0 105.5 105.5 211
2019年度 2.5 132.0 132.0 264
2020年度 2.5 132.0 132.0 264

 

トヨタの普通株の2019年度の配当は220円/年で増配はありませんでした。

AA型優先株が、普通株よりも配当が高い状態となっています。

もともとが3割増しの金額で購入しているので、比較し難い面はありますが、トヨタが想定したシナリオと異なりますね。本AA型種類株式の評価について追加で記事かきました。(2019/11/30)

遂に2.5%利回り到達!。。けどトヨタAA型種類株式の将来を憂う。

 

トヨタAA型種類株式の税金について

トヨタは株式の上場会社ですが、それは普通株式の話であり、「トヨタAA型種類株式」は公開された市場で自由に売買できません。

税法上は「非上場株式の配当金」になります。端的に言うと、少額扱いとならない「10万円を超えると総合課税となり確定申告が必要」です。

利回りは上限に達したので、400株以上所有している方は確定申告が必要です。

課税期間 確定申告が必要な株数
2016 1300株
2017 800株
2018 600株
2019 500株
2020 400株

 

トヨタAA型株式は利金も保証

ユニークな種類株で、僕はこちらはポートフォリオの中ではその商品性から、PFFと同様に「債券扱い」にしています。

以前PFFの記事で出したJPモルガンのPFF(優先株)と、ソフトバンクの劣後債との比較です。



優先株(PFF)は、資本金比率の増加のため、資金調達に幅を持たせるものですし、

劣後債も似ていて「既存株式の希薄化を避けつつ」も資本金比率の増加を狙ったものです。

トヨタのAA型優先株の発行の背景としては、トヨタとしては、投資銀行やファンドが株式を多く所有し、大手株主の影響力が増えていくことを嫌ったため、「個人投資家に向けてこの新型の株式を幅広く発行したい。」という方針もあった様です。

その意図から優先株とは異なり「議決権があり」かつ「個人投資家向け」にアレンジされた商品が強いです。

例えば「利払い停止条項」がありません。累積条項(遅延するかもしれませんが、お支払いする、というもの)はありますので、劣後債や優先株よりも好条件の株式です。

 

今後の見込みについて

2020年度から普通株への転換要求やトヨタへの売却も可能です。

例えばトヨタの株が20000円になっていれば、10598円で購入したAA種類株を普通株に変換し、その後20000円で売却する様なことも可能です。転換社債と同じですね。

一方で、2021年以降はトヨタから金銭対価の取得条項があります。つまり額面での強制買い取りがありえます。

この辺りはトヨタの経営方針に依存しますが、当初言及されていた第二回の話が出てこないのも気になります。

僕としては安全性の割に高利回りな投資資産であるので、トヨタには長期で維持して貰いたいと思っています。

<参考>https://www.toyota.co.jp/pages/contents/jpn/investors/stock/share_2015/pdf/commonstock_20150616_02.pdf

 

売却不可期間の5年の終了が見えてきたので記事を書きました。

トヨタAA型種類株式の償還・第二回はあり得るのか?

 

関連記事です。PFF(優先株ETF)の特徴について記載しています。

PFF(米国優先株式ETF)って? ハイリスク債券扱いでいいですよね?

 

3 Comments

  1. 105.5 * 200 = 21,100
    6円はどこから出ているのでしょう

遂に2.5%利回り到達!。。けどトヨタAA型種類株式の将来を憂う。 – サラリーマンの資産運用のお勉強 にコメントする コメントをキャンセル