FOMC政策金利と市場折り込み具合について

便利なのでリンクを置いておきます。

FOMCレート変化の可能性。毎日更新!(Stay up-to-date with the latest probabilities of FOMC rate moves

FOMCが出す政策金利予測と、市場が予測する金利とは異なります。2016年12月の会見では「2017年は3回の利上げペース」と言って、ドル高となりましたが、多くのアナリストは「今年のペースを考えれば3回はないだろう」と語っています。一般人から見れば「2回が3回になったからドル高なのに、アナリストは無理って言っているし、じゃぁ、いつどれだけあげるのよ?」と思いますが、市場の盛り込みを論理的に数字で見ることができます。

次回3月で政策金利が上昇する盛り込みは、

  次の0.25%の利上げの可能性(%) = (100 -(  現在の政策金利 + 0.25%))  /  ( 100 - 3月限の先物金利 ) 

で決まりますので、市場の盛り込み具合を数字的に見ることができます。下記であれば、3月の利上げ確率は31.9%、現状維持が63.6%となります。

先日、某アナリストのセミナーに出ましたが、「3月にきっちり利上げすることが、相場混乱を避ける要因」と言ったコメントを聞きましたが、利上げは3月の見込みは30%程度ですので「正確でないな」と思いました。日々市場が変化する中で論理数字で市場盛り込み具合を判断できるのはありがたいです。

同ページに「FOMCメンバーの政策金利見込み」のプロットが出てます。FOMCメンバー17名の適切と思える政策金利のプロットです。現在10名(議長、副議長、現在3名(欠員2名)の理事に、ニューヨーク、シカゴ、リッチモンド、アトランタ、サンフランシスコの地区連銀総裁)と投票権を持たない7名を含めた17名のメンバーをプロットしたものです。誰がいくつの見解を出したかは非公開です。

FOMCのメンバーの2017年末の予測は中間値1.5%(平均では1.4%)で利上げ3回分相当になります。

(内情は、1回の利上げ2名/2回の利上げ4名/3回の利上げ6名/4回の利上げ4人名/5回!の利上げ1名ですので、これも一次ソースとして理解しておくと、ニュースとなるアナリストの見解がどっちよりなのか理解できます。)

 

一方で市場は2017年度末では1.5%の3回以上の利上げ確率は38%(25.0+10.0+2.3+0.3)です。

利上げを盛り込む時にはドル高になり、その逆はドル安になります。2016年の前半の円高は、2015年末に一度利上げ2016年の4回を一度盛り込んだ市場が1ドル122円~125円から、一気に、2回/年を盛り込む際に大きく円高となりました。ニュースを見た後にこちらのチャートを見れば、最新の市場の盛り込み具合が理解できます。

 

 

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