7月は135万程株式を購入し、株式・債券を65万程売却しました。僕にしてはかなり出入りが大きい数字です。主目的は利確でなくポートフォリオの修正・構築のためです。買いが多いと資金面で問題になるので、低配当・低パフォーマンスのものは優先順位をつけながら売却していくつもりです。
新興国債券・新興国株
下記2つを売却しました。外債や海外株式のポートフォリオの健全化という名目ですが、不要な投資だったとも思えます。反省文です。
SMT 米ドル建新興国債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり)の売却
こちらは投資信託で、三井住友アセットアセットマネジメントが出している投資信託です。
為替ヘッジ付のドル建の新興国債券です。新興国通貨が下落してもドル建てで為替ヘッジがあるので下落がないローリスク・ミドルリターンかと思っていました。
ですが、実際持つと、思ったより値動きがあり、日米の金利差が拡大で為替ヘッジコストも上昇して旨みが少ないと感じる様になりました。
下記、設定来のチャートですが、2016年にピークを付けて15%も下落しました。
yahoo finaceから引用
15%だと金利上昇2%に相当するので納得いかない感じでしたが、詳細なデータを見たくて運用報告等を見ても決算情報が開示されておらず、ヘッジコストや利金収入等も数字が見れないので勉強にもならないですし、納得感がありませんでした。
現状だと年1%前後でしょうから、信託報酬と合わせて1.7~1.8%だと推測します。ドル建ては現地通貨建てよりも金利は低く、本投資信託は直接利回りが5.5%程度なので、実質的な利回りは3.6~3.8%程度と見られデュレーション8.5年と言われると旨み少ないと思い売却し、株式やREITの購入資金にあてることにしました。
NEXT FUNDS インド株式指数Nifty 50連動型上場投信(1678)の売却
新興国は今年どこも上昇していますが、手持ちのETFの半分を売って、残り半分も少し上昇を待って売却予定です。インドは魅力的な市場として長期所有することが望ましいと考えています。
売却の理由の1つ目は信託報酬です。ですが直接投資ができないためかどの日米どこでETFを購入しても信託報酬が1%程と高めです。
下記が1678の3年のパフォーマンスですが、指標となるNifty50が131.3%ですが、ETF基準価格は126%で3年で5%も差が出ています。また配当もなしでこのパフォーマンスですから長期で保有するのがしんどく感じてしまいました。
もう1つは中長期での新興国通貨のパフォーマンスの悪さです。今年に入ってSENSEXもNifty50も最高値を更新続けています。実際はドル建てでも円建てでも最高値の更新はまだです。下記はドル・ルピーの10年チャートです。どの新興国通貨を見ても長期トレンドではドルに対して下落し続けています。インフレ率の差は新興国通貨の価値下落に繋がる訳ですから、新興国を投資する際には差し引いて考えないといけないと思いました。
インドは国としては発展可能性もあり成長が期待できる市場だと思います。インドは条件の良い投資商品が出てきたらば再度考えたいと思います。
先進国株の購入
グロース株に手を出してしまった。。。
Amazonを決算前に999.9で2株、Googleを決算後に952.1で2株購入してしまいました! 配当・増配株を買う方針にも反するので扱いが難しいのですが、「ボーナス購入」ということにしておきます。彼らのテクノロジーについてはそこそこ知っていますが、財務についてはざっと指標を見た程度ですので、今後はチェックしていきます。
高配当株を買い増し。
ベライゾンを待っていましたが買い損ねて上昇して行ってしまいました。諦めて決算で下落していたのでGSKを30株(13万程度)だけ打診買いしました。減配リスクは高いですが、現時点で配当は6.12%です。
先進国株の売却はなし
米国・先進国シフト、高配当・増配等を増やす方針にして、配当の低い欧州ETFを売却予定ですがまだ刺さらず売れていません。
日本株
出金済で空だと思った証券口座に100万円残っていて少し気が大きくなり臨時で何か買うことにしました。
- 増配して、優待利回りも加味すると5.4%まで上がった「タマホーム」
- 連続増配で利回り3.0%で優待もある「KDDI」
- 配当が3.9%(減配がない場合 – 実際には”未定”)で来期の増配期待の報道で出た「キヤノン」
ちょっとキヤノンは業績も安心できませんし、精算金リスクもあるし微妙ですね。日本の製造業に頑張ってほしい期待もあります。
REITは購入できず。。
REITが下落していたので注目していて下記3銘柄を狙っていましたが、結局指値に届かず1つも追加で買えませんでした。
- 格付け所有投資法人で唯一利回りが6.5%を超えた「インビンシブル投資法人」
- 来月の分配金前の上昇狙いで分配金の6.0%超「さくら投資法人」
- AA格付けで5%まで届きそうだったイオンリート
次の下落時を待ちたいと思います。