Google Spreadsheetでは簡易なチャートが簡単に作れます。SpreadsheetのExcelとの違いを感じることができるデモを作ってみました。
1.スプレッドシートを準備する
こちらをクリックして起動してみてください。利用する場合はGoogleアカウントでログインして左上の「ファイル」から「コピーを作成」してください。
本ファイルに、説明に利用したシートと、最後のビデオのデモのシートがあります。
2.チャートの「開始日付」と、「ティッカ」ーを入れるとチャートが出ます。
Tickerについて
米国株「AMZN」「VZ」
米国ADR「NYSE:GSK」
香港株「HKG:0005」
為替ならば、usdjpy, usdeur 等と入れます。
残念ながら日本株は対応していません。「INDEXNIKKEI: NI225」
Tickerの調べ方
Google Financeで検索した時に出てくるティッカーシンボルで確認できます。コピペしてスペースを除けば使えます。
簡単なチャートの作り方
7セルでこのシートが出来ているので、慣れれば1分で作れるかもしれません。
Googlespreadsheetが凄いな。と思うのは、
- タイトルの3セル(InputTicker、Dateといった文字列)
- 計算式の2セル
- ユーザがインプットする日付、Tickerの2セル
の合計7セルの編集だけで構成されています。
計算式を伴う2セルの説明です。
計算式1:Googlefinanceで日足データ取得
A1のセルに下記の様に入力してあります。これで下位のセルに指定した期間の終値が展開されます。後日やれば最新の日付までのチャートが自動で取得できます。
=GoogleFinance(F2,“price”,F1,Today(),“DAILY”)
計算式2:終値を日付に変換
小技ですが、終値で時間が入ってくるので、時間を削る処理をC3に入れています。
Excelと違うのは1セルの入力だけで済むのです。「Arrayformula関数」は参照範囲に基づいて自動で処理するため式のコピペが不要でとっても楽です。この時(A2:A)としておくと「参照するA列がある限り、繰り返す」となります。便利ですね。
=ARRAYFORMULA(DATEVALUE(A2:A))
*上記画像は古いので999としていました。
「これだけで、この位できます」というデモなので、グラフはデフォルトのままですし、パフォーマンスを気にした構成にしていません。
Googlespreadsheetクラウドなので全体的に遅いですが、何かやりたい時に簡単に作成できて、自動更新ができるのでメンテ不要な項目が多いです。Finance関係に関してはExcelに戻る価値を感じなくなりました。これ以外にも便利なパラメータや関数がたくさんあります。
同様に「AmazonとGoogleの過去100日の比較チャートを作成する」というのを真っ白から作って見ました。時間は1分半位です。GIFは倍速にしてあります。