投資信託の二重課税が解消されるそうです。
二重課税が改善されるそうだが、
あれ?
米国市場で買い付けている僕は負け組?
対象は「国内籍の投資信託、ETF、REIT、JDR」税制改正で一部の投資信託分配金の手取り額が増えます | 最新情報 | マネックス証券 https://t.co/FxpXzNQpUC https://t.co/FxpXzNQpUC
— たかやま@Takayama.O (@takayama70) December 23, 2019
僕は楽天VTIを購入していますが、改めて本家VTIと比較した場合
「配当金の税金10%が差し引かれて再投資されている」ということなので、どの程度パフォーマンスが異なるのかチェックしてみました。
楽天VTIのパフォーマンスの算出
・楽天が公開している基準価格
・その日のドル円の終値でドル換算で基準価格を算出する。
・運用が開始された2017年9月29日を1として損益率を計算
本家VTIのパフォーマンス
・VTIの基準価格
・配当は非課税として価格に加算していく。
・上記に合わせて2017年9月29日を1とする。
結果
・楽天VTI 1.29883 ( 29.88%上昇)
・本家VTI 1.29837 (29.83% 上昇)
下記がグラフです。
楽天VTIの方が本家VTI(配当込)よりパフォーマンスが微妙に良くなるという結果になりました。
厳密には利用為替レート等の差によって若干の差が出るとは思いますが、乖離が開いていく様な形に見えません。
理由が良くわからない
楽天VTIの手数料は0.162%を基準で、当然本家VTIは0.03%ですから、ここだけで1年間で0.16%程度の差が出るはずです。
また、外国での源泉徴収課税10%が取られた上で再投資されているとの理解ですので、VTIが年間約1.8%の配当を出すと考えれば、0.18%/年の差分が出るはずです。
ということで、年間0.35%位の差で、2年で0.7%ぐらいのパフォーマンスの差がでるのかな?と予想していました。
例えば、楽天は25%だが、本家VTIは25.7%程度の差になるといった具合です。
楽天の運用報告書を見ても乖離は出ていますが、計算値からはそれほどの乖離はないです。
楽天VTIの運用報告書でのベンチマークは、VTIでなく、VTIがベンチマークとしている「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」です。
本件VTIと言えど、実際の指数とはわずかとは言え乖離は発生します。下記例だと半年で0.12%出てますね。
仮説1)外国税は徴収されていないのかも?
楽天に直接確認はしていませんが、他の方のブログを見ると外国税10%後に再投資とありましたが、実資産はバンガードのVTIなのですから、現地法人でDRIP運用ができるのかもしれません。
仮説2)資産が増えているので配当利回りが少し良くなる。
楽天VTIは資金流入していて運用資産額が増えているので、実利回りが若干良くなるはずです。
例えば、毎月1000ドル( 0日目、30日目、60日目)購入し、3か月目(90日目)年利2%分の0.5%の利金が出るとすると、
配当は3000*0.5 = 45ドルですね。ですが、平均運用期間は60日ですので、この例だと年利は3%相当になります。
一般的に、資産増の投資信託のパフォーマンスは、再投資で分配金を出さないの場合はプラスに働き、逆に配当を出す場合はマイナスに働きます。
いずれにしても、大きな乖離がなく、今のところ安心しました。
気にせず楽天VTIの投資信託を続けたいと思います。
2021/7/4にもチェックしました。ら結果はこの通り
楽天・全米株式インデックスファンドの基準価格と、
VTIの配当混みの金額を手元のSpreadsheetで、久々にチェック本家VTI+配当 179.84%
楽天 182.38%微妙に楽天VTIの方が良いというのは変わらず。理由がはっきりしないんだよな。良いんですけどね。 pic.twitter.com/rf4QWZZd1y
— たかやま@Takayama.O (@takayama70) July 4, 2021
[…] […]