最近のコロナウィルスが原因による世界経済の停滞があり、一部投資をしている「クラウドクレジット」がどうなっているか気になりました。
最近の状況だと、クラウドクレジットの様な、新興国を中心とした中小事業者や個人への貸出を考えれば、返済が滞ることは止むを得ない状況かな、と思います。
僕は、返済実績が良いファンド・為替ヘッジが低金利であるものに絞り、投資資金の1%程度を投資をしています。
クラウドクレジットのマーケティングの方から、マンスリーレポートが出てました。
#クラウドクレジット ・マンスリー #レポート #2020年 4月号|CROWD CREDIT #note https://t.co/lHB6f13Mue
— 鈴木優一 (@ys103172) May 2, 2020
また、4月の実績運用利回りがありました。クラウドクレジットは、2019年、2020年もダウや日経にも圧勝に見えますね!
https://crowdcredit.jp/info/detail/361 から引用
現実の運用中ファンドを含めた利回りと乖離のあるレポート
少ない案件にしか投資していないのですが、僕は腹落ちしないんですよね。
これは「実績利回り」なので「償還されたファンド」のみの計算と思われます。
「遅延しているファンド」の「遅延分したファンドの見込み利回り」はカバーされないと思います。違ったら消します。この記事。
カメルーン系のファンドの実績を見てみた。
僕は「カメルーンの中小企業ファンド」いうのに2016年に1度投資しています。
当初は2017年1月に償還予定でしたが、最近のレポートだと「追加回収金額はゼロ」ですが、今だに償還されていません!
もう損失は諦めているんですけど、担保現物資産を売却手続きしているらしいです。この2年ぐらい。。。
下記、遅延が発生した時に書いたレポートです。
カメルーン案件の遅延率について
レポートに違和感があり、僕みたいな人がどれだけいるのか?と思い、レポートから、クラウドクレジットの過去の「カメルーン投資」のステータスを見てみました。
カメルーン系へのファンド数は2016年から今まで48ファンドです。
- カメルーン中小企業支援プロジェクト 24本
- 【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト 16本
- カメルーン農業支援ファンド 8本
下記が「(期日)に償還済」「遅延したが償還済」「遅延」の状態です。
現在遅延中のものが8割近くあります!!!
期日通りに償還されたものは48本中6本という低さです。まぁ、アフリカへの投資なんてこんなものなんですかね?
最後に償還されたファンドは2018年3月です。これらの償還されていないファンドは、「実績利回り」の統計には含まれていません。
つまりカメルーン系へのファンドは、去年も今年もクラウドの実績利回りには含まれていません。
コロナ以前の問題ですね。
カメルーン案件の予想収益率
下記は3月にレポートされていた遅延中の38本の現時点での予測分配率です。
下記見ると38本中の19本、半分が「20-40」のレンジ、つまり「投資した金額の20%~40%ぐらいしか返ってこない見込み」となっています。
全案件がこんな状態ではないと思います。
ですが、遅延実体の統計情報を数字のレポートとして見せずに、この状況で「分散投資すればプラスです」と言うレポートは、ちゃんとリスク判断をして投資したい投資家目線でないな。と思いました。