2018年のインカムゲイン
なんと135万5257円になりました。
昨年時点の計画が95万~120万だったので自分でも「随分伸びたな」という印象です。
2015年に本格的に配当金・分配金投資を初めてからの推移です。
2017年から見ると85%増です。今年の伸びが異常値ですね。
インカムの率を内訳をみると下記となります。為替カテゴリーで荒稼ぎですね。
カテゴリ | 金額 |
為替 | 480,674 |
海外株式 | 222,749 |
国内債券 | 214,693 |
国内株式 | 185,630 |
国内REIT | 106,520 |
海外債券 | 97,399 |
税金還付 | 28,012 |
海外REIT | 19,580 |
総計 | 1,355,257 |
キャッシュポジションの活用
今年は「キャッシュポジション」の資金をアービトラージに移し運用し収益化したからです。
金利のほぼない「個人向け国債」とや社債の償還の資金も移動して利用していました。
ある意味、「継続可能なインカム」ではないです。
別に資金移動以外の手間を掛ける訳でもないですし、為替損がなく即日で現金化できますので、金利上昇や株価下落を考えて、時間的分散をする際の待機資金の置き場として有効活用した結果です。短期金利上昇の恩恵は受けていますが、最近は鞘も減って来年は上手く行かなそうです。
また、実際はトラリピ分も入れるルールにしていますので、正確でないです。トラリピも今年はレンジ相場でトラリピにも良い年でしたね。
内容 | 金額 |
スワップ差益取り | 374,069 |
トラリピ | 86,075 |
外貨預金 | 20,530 |
総計 | 480,674 |
配当金・分配金の推移
より重要、かつ実力を示す「株式・債券・REIT」だけで見れば、下記推移です。
約87万円です。2017年より19万増えてました。
今年は下期の投資は抑え気味でしたので、年100万円の到達は来年はギリ無理でも、再来年には達成できるかと思います。
各カテゴリの増減率
各カテゴリ
カテゴリ | 2017 | 2018 | 増減率 |
海外株式 | ¥112,958 | ¥222,749 | 97.20% |
国内債券 | ¥234,663 | ¥214,693 | -8.51% |
国内株式 | ¥111,638 | ¥185,630 | 66.28% |
国内REIT | ¥52,757 | ¥106,520 | 101.91% |
海外債券 | ¥90,445 | ¥97,399 | 7.69% |
海外REIT | ¥19,635 | ¥19,580 | -0.28% |
海外株式(+99.7%)
海外株式が倍増です。2017年から米国株に参入し、海外株を増やす方針で高配当株を意識して買い増ししてました。
英国のWestpacの追加投資や、Vodafoneを購入しましたが、米国株にも先行して下落基調でマイナスになっています。
あまり気にせず、下落で高配当化しているので、ETF購入や個別銘柄は分散投資し、購入を続けたいと思います。
日本株式(+66.28%)
日本株は増資する予定ではないのですが、優待や配当に目がくらんで購入してしまいます。
例えば、優待人気No.1のオリックスが現在、配当利回り4.73%+優待5000円相当(約3%)でPBRは0.73%です。計画ないのに買っちゃうのですよね。反省しています。
もし日経が再び上昇する様であれば少しポジションを小さくしたいです。
株価下落で4%~6%の大型株がゴロゴロしていますから、株価が下落が続く様であれば「長期保有できる良い大型銘柄」に限って、来年も購入したいと思います。
長期的には日本株は増やさない方針です。
日本債券(-8.51%)
金利が低く投資先選択肢がないです。
今年ソフトバンク社債の償還が(金利1.74%)があったので、追加の社債申し込みはせず、短期流用資金に回しました。
ですので、来年は大きく下落予定です。
実は21万円の内3万円程が「ソーシャルレンディング」の利金が入っています。上限100万程で運用しています。ここは今の業界状況を考えると縮小ですね。
海外債券(7.69%)
去年「新興国債券」と「ハイイールド債」は全部売り払い、今年は「適格社債」「米国債」を買う!という方針でしたが、前述の事情であまり買い進みませんでした。
今年は三井住友の劣後債とETFのVCITをお試しで買いましたが、金利以上に下落しています。
米国の10年債が3.3%で円が110円以下だったら少し買おうとおもっていましたが、来ませんでしたね。
J-REIT(+101%)
昨年の下落相場を見ながら購入したものが主ですが、今年は株がイマイチの中で、手持ちのREITも上昇してくれました。
そろそろ不動産相場の下落が来る、と言われて長いですが相変わらず堅調ですね。利回りは良いですが深追いはせず一定の割合でKeepしておく予定です。
今年を振り返り
今年はやはり「短期金利の上昇」「長短金利差の縮小」「日米金利差の拡大」を見ながらの1年だったな。と思います。
為替
配当金投資の本質と違いますがFXの知識が大分役に立ちました。
短期金利上昇に合わせ、ドルのスワップ・ベーシスは高止まりするのを横目に、レバレッジを効かせて、それなりの鞘が稼げる状態でした。
債券
債券には短期債には金利上昇に合わせて下落。長短金利差が縮小し長期債券にも旨みを感じられないです。
現在、SBI住信でドル建て2年定期が利回り2.7%です。生債券の手数料や、ETFの税金を考えれば米国債への投資は辛い印象でした。
一方で、金利上昇でハイイールドは崩れると思ったのですが、ようやく崩れてきたらば、リセッションを見込んで適格社債も一緒に大きく崩れてきました。
債券投資は難しいので控えて良い1年だったと思っています。
株式
金利上昇を受けて、高配当株は下落していくだろうな。という予測はある程度はしていました。
株式のプレミアムを考えると、金利が1%上昇すれば、利回り4%の株は利回り5%が期待され、株価は20%下落します。株式を増資する方針の中、米国個別株は見送り、高配当に拘らずETFのみにしていました。
ですが、利回りが6%~8%の先進国株ならば、、と思い欲を出し英国株等に投資してきたのですが失敗で下落しています。
世界の株式市場はつながっていますね。日本や欧州の金利状況等気にせず、自動車、通信、たばこ株は世界のマーケットで、先行して下落して高配当化してきました。
「利回りが納得できれば買う!」が基本と考えていましたが、この辺は下手だな。と思いました。
リート
金利上昇を懸念し海外REITの投資は見送っていました。ですが日本は金利が低いままなので、金利影響で下落することはない、むしろプレミアム分評価されるだろうと楽観的でした。
不動産が好況なこともあり、分配金増・投資口価格の上昇があり、ある程度見込んだ通りだったと思います。
インカムの結果について
今年の135万円のインカムと聞くとなかなか嬉しいものがあります。
これらを全部再投資し利回り4%で回すとすれば、年間5万4千円、4500円/月のインカムの増加に相当することになります。結構いい感じです。
基本はBuy&Holdなので株式の評価損は出ています。ですが株式の利回り自体が上がるので、全く悲観的でないです。
来るリセッションを超えて資産とインカムを伸ばすため、自分自身のキャッシュフローと相談しながら、来年・再来年も高配当株・増配株を買い増しを続けたいと思います。
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2017年時点です。2018年の予測は95万~120万ぐらいでした。