年間の配当額見込みを計算している際に、昨年末における投資金額に対しての配当金・分配金利回りを計算してみました。
高い利回りは不人気やリスクの高さであるので、あくまで指標の1つとしてですね。きちんと資産が増えるか否かで見なければいけません。
カテゴリ | 利回り(%) |
国内債券 | 0.85 |
海外株式 | 1.67 |
海外債券 | 3.35 |
海外REIT | 3.49 |
国内株式 | 3.51 |
国内REIT | 3.54 |
- 上記は税引き後の手取りの金額で算出しています。
- 上記は投資時点の金額からの実利回りです。含み損益は換算に入れていません。
- 投資金額から換算しています。2016年の途中で投資したものは配当や分配を1年分頂いていないことになりますので、所有資産の購入時換算の年利回りはもっと良いはずです。
下記、利回りが低い順番にコメントです。
国内債券 0.85%
個人向け国債や、ソフトバンク社債等を所有しています。
実は数字はあまり正確でないです。国内債券と言っても、便宜上下記を入れています。
・個人向け国債のキャンペーンのキャッシュプレゼント
・トヨタAA株
・マネオでの中小事業者向け融資
リスクや償却までの期間もバラバラですし、目的も「生活防衛資金の一時避難先」としているものもあります。利回りは気にせず結果だけで良いかと思います。
現在のざっくり比率です。
海外株式がわずか1.67%
以前に配当を含まない投資信託や低分配のETFで構成されているためか低いです。2016年は米国株をほとんど所有していませんでした。
今年から米国ETFを初め、市況で配当利回りは下がっていますので2018年は3%希望ですが税金も考慮すると3%も厳しいかもしれません。例えばHDVでも3.4%で10%の外国税を惹かれれば3.06%に、ここから20%税金が控除されると、実質2.45%になってしまいます。外国税の無い高配当先進国株等でカバーするのも限界があるのでETFの毎月購入を進めつつ、無理しない範囲で良いかと思っています。
1.67%の2016年末でこんな感じの”とっても酷い”ポートフォリオです。
2017年8月で、現時点でこんな感じです。まだまだターゲットを決めて構築中です。恩恵を受け始めるのは2018年ですね。
海外債券 3.35%
新興国をほとんど売却した後の図が下記です。所有しているPFFは格付けであれば適格債ですが、その商品性から「ハイリスク債券=ジャンク債」にしています。
50%なので分散投資のリスクヘッジとしてはイマイチですよね。
海外REIT 3.49%
豪州リートETF・香港Spring REITの2銘柄だけです。良い銘柄があれば投資したいですが、選択肢が少ない印象です。
優秀な国内株 3.51%
国内株は2013年から開始し、2015年から高配当を意識して組み上げているので、ここが良かったです。最近の株高で買い増しにも負けず、含み益も全体平均で20%を超えています。
配当を考えて日経連動ETFの売却は進めて、現在ではETF:個別株の割合が1:9位になっています。
ここが一番NISAを活用しているところですので、この利回りが出るのかと思います。
国内REIT 3.54%
こちらもETF買いと優良銘柄(AA格付け)から入ったため、リスクテークしている割にイマイチです。
2017年は市況を見つつ「A格付け」クラスを中心に利回り優先で買い増しをしています。税引き前で4.5%に届く位を目指したいです。
感想・まとめ
税金が重たく非効率性を感じます。特に米国株や米国債券ETFは10%の外国税はほぼ避けられず、効率が悪い気がしました。
後は、投資資金が少ないのに銘柄数が多すぎるな。。。という感想です。「所有してみて初めてわかる」ことが今でも多く勉強になって楽しいのですよね。
中期的に配当金額を増やしたいとは言いつつも、利回りは結果であり、改めて値上がり益とのバランスを加味して評価しなければいけないと思いました。
結局、「債券」「REIT」はインカムですから、資産を増やすところを考えると「国内株」「海外株」が課題ですね。