2018年6月分です。
2018年5月分にリアルタイム更新版を作っています。finbizからデータを取ってきていますので参考程度に。
市況が悪い
ドル高で新興国から資金が逃げているせいか、ADRも下落しているものが多いです。
新興国だけを市場にしている様な株はやはり、値動きも大きいですし、戻ってこない様な株もありますよね。世界的に通信株が酷いことになっていますし、ブラジル株は昨年から下落が続いています。
優良企業は狙い目かもしれませんね。
高配当ベスト10 (2018/6/24)
ティッカー | 企業名 | 国籍 | 配当利回り | Payout ratio |
VEON | ヴィンペル・コム | オランダ | 14.78% | |
SBGL | シバニェ・ゴールド | 南アフリカ | 14.19% | |
BBVA | ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行 | スペイン | 10.73% | 130.69% |
MBT | モバイル テレシステムズ | ロシア | 10.50% | 91.94% |
GFA | ガフィーザ | ブラジル | 9.81% | |
CIG | ミナスジェライス電力 | ブラジル | 8.77% | 64.82% |
VOD | ボーダフォングループ | イギリス | 7.20% | 96.73% |
PHI | フィリピン・ロング・ディスタンス・テレフォン | フィリピン | 6.71% | |
WBK | ウェストパック銀行 | オーストラリア | 6.47% | 80.53% |
気になったところのコメントです。
通信株が4つランキングインです。全体的に新興国関係が株価下落で配当は高めになっています。
1位 ヴェオン(ヴィンペル・コム)
オランダ籍ですが、以前は「VimpelCom」の名前の移動通信メーカです。加入者が全世界で2億1千万程で、ロシア・イタリアをメインとし、アジア・アフリカ等にも展開する多国籍企業です。
新興国も含めてM&Aが好きな会社の印象です。株価も業績も下落中でタコ配ですね。フリーキャッシュフローに基づいて配当を出すので、安定しない印象です。
5位 モバイルテレシステムズ
僕は所有していますが、大きく下落中です。配当が10%超えました!
ロシア株ですので、新興国への資金量の影響を顕著に受けているので、慣れっこです。。
一方で、企業のWebPageを見ると、配当方針で現状維持は2018年までであり、2019年に見直しがかかるリスクがあります。モバイルテレシステムズの株は、JPモルガンが主株主で持っており、ロシアはまだまだ経済制裁中ですので、リスクはあると思います。
8位のボーダフォン
利回り7%を超えました。現在24年連続増配中で、今年も2%の増配を発表しました。
AT&Tやベライゾンが米国中心なのに対して、ボーダフォンはインドでも頑張る多国籍展開です。新興国への投資が重いですが、英国籍7%で税金もかからないので、気が迷ったら買っちゃいそうです。
—
下記、全リストです。15分~20分間隔で更新されます。
RDS.BがTickerがRDS-Bと扱うサイトがあり、動きません。全体として、安定して動かない箇所もあるのご容赦下さい。
[supsystic-tables id=12]
こちらはSBI証券のADRリストになります。SBIの方が新興国押しなのか若干銘柄差分がありますね。